白鵬の「寄り切り」について思い出す。
テーマを「稀勢の里関が今後も綱取りに挑める大関であり続けるか」として毎日相撲をみているのだが、体調が悪くなってきた。稀勢の里関の相撲をじっくりみていると望んでいない方向にエキサイティングさせられてしまうのだ。大関の相撲をみているはずなのに、誰に負けてもおかしくない不安を感じる。持ち味、現存する確固たる勝ち筋のようなものもまだ伝わってこないため、落ちつかないままだ。いよいよ上位戦が始まるとなると何かを...
View Article勝者白鵬が審判を批判したということについて。
私の率直な感想は余計な発言をしたというものだが、さて謝罪せよといえば、そこまでは踏みこめない気持ちもある。東京新聞などでは、白鵬関が、引退してほしいんでしょと発言したことについて取り上げていた。引退してほしいと思っているファンがいることを知っていた。いつか引退しますからと締めくくる報道まで確認でき、何とも寂しい気持ちにさせられた。彼は何も考えていない力士ではないだろう。土俵外の品格なら誰よりも素晴ら...
View Articleここから先、白鵬関が現役を続けて何があるのか。
白鵬が、琴勇輝の仕切りのときの「ポウ!」について直接注意をしたという報道をみた。仕切りの無用な動作については賛否両論あるが、その善し悪しの話ではなく、横綱が指導するのはお角違いではないかという問題だ。もちろん、横綱が注意すべき内容ではなかった。「ポウ!」を楽しみにしている観客もいるので、尚更デリケートな話だ。この件は、最近の騒動に対するやつあたりと受け取られることだろう。一連の騒動、やはり、報道の望...
View Article沈黙する横綱の心地良さ。結局誰が辛抱していたのか。白鵬と勝負の出来る力士はまだか。
今場所の白鵬関連の記事は、職業人でなくとも書ける内容ばかりが目立つ。業界全体が憶測で書き始めたという質の変化は、取材という武器を無期限に封じられたために他ならない。白鵬が話さないで一番困っているのは、マスコミだ。マスコミがこれまでどのように白鵬関を称賛してきたか。気になる流れの一つに、勝つためなら手段を選ばない素晴らしい横綱という内容がある。下品な張り差しと土俵上での駆け引き、純情に力士道に邁進する...
View Article来場所への不安。今日の白鵬と稀勢の里の決着は、またあるかもしれない。
私は、優勝決定戦で変化を選択した力士を一度だけみたことがある。その名を白鵬翔という。変化された朝青龍も優勝決定戦の前に変化で勝利していたという二度とはみれないであろう興味深い内容だった。それ以来、白鵬の変化には注目しているのだが、今回の白鵬、相手を苦手としての変化ではないように思う。以前、稀勢の里関に敢行したそれとは大幅に違うのである。仮に恐れての変化だったとしても、白鵬は「後の先」を試みたと言い張...
View Article今場所の白鵬への結論。「心地良さ」と「敗北」。報道の変質について。
日馬富士と白鵬が立ちあがる一瞬、潜って組みついた一瞬は、何度みても飽きない。負けこそしたが、日馬富士の相撲道を語る一番として記憶に残る対決だった。今場所の観戦テーマは、「これから先、白鵬関が現役を続けて何があるのか」というものである。これについての結論は二つ。一つは、取り繕うことがなくなった「心地良さ」。もう一つは、「敗北」という未来だ。「心地良さ」とは、白鵬が本性を隠さなくなったことに対する感想だ...
View Article照ノ富士の勝負どころ。大関陣との実力差はどうなっているのか。
実は、自分が一番好きな現役力士は時天空関だ。独特の強さをみせてくれる素晴らしい力士である。今場所は是非とも勝ち越してほしい。さて、今場所の観戦テーマであるが、迷いに迷った挙句「大関陣と照ノ富士の実力差はどうなっているのか」になった。本来なら、鶴竜の復帰場所に集中したかったのだが、それは実現できなかった。これも横綱の大きな判断である。来場所は確実に鶴竜特集になるだろう。私は、その場所の「壁」に寄り添っ...
View Article物語と結論ばかりが先行する報道に対して。次回で更新休止。
昨日まで、ネットを介せず、ニュースを読むこともなく、ただ静かに観戦していたところで、意外な感想をえた。ニュースに触れずに相撲観戦をしていた方がはるかに面白かったのである。私がこのサービスを利用したきっかけは、元武蔵丸のブログが面白かったからであり、そのブログを「ネットで」みる機会を失ったためだ。ブログの魅力を知り、素人がそれを真似出来るということでやってみたくなり、このサービスを利用させてもらった。...
View Article今場所の結論、他。更新休止。
書けるだけ書いた。更新再開は「誰かが三連覇を達成した場所」からと考えている。【今場所の結論。壁になれなかった大関陣。】今場所の観戦テーマは「大関陣と照ノ富士の実力差はどうなっているのか」だったが、今場所限りで関心の薄れるような結果となった。平成生まれ初の優勝は、照ノ富士関。そして、大関陣は壁にはなれなかった。稀勢の里戦の結果には、しみじみどころか呆然とさえしてしまった。あれがまさしく三年前の稀勢の里...
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